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歯の痛み、歯が欠けた
むし歯の原因と対策
むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。つまり、これら3つの要素が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。むし歯になるリスクを小さくするには
むし歯の原因となる3要素の重なり合う時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げることができます。対策
むし歯危険度チェック
項目にあてはまるものにチェックしてみましょう。
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今のところむし歯の心配はありません。定期検診を受け、歯の健康を保ちましょう。1~3コ
むし歯はないかもしれませんが、注意が必要です。歯医者さんで自分に合った予防法を相談しましょう。4~6コ
むし歯ができている可能性があります。一度歯医者さんでチェックすることをお勧めします。7~9コ
むし歯の可能性大!痛みがなくてもむし歯は進行しています。早めに歯医者さんで検査しましょう。10コ以上
痛みなどの自覚症状は出ているはず。すぐに歯医者さんに行きましょう。虫歯の分類と治療法
虫歯は進行状況によってc0~c4の5段階に分けられます。それぞれの特徴と治療法は以下の通りです。初期虫歯。まだ歯には穴は開いていません。
治療法:フッ素とキシリトールを利用し歯を再石灰化させる。
歯の表面のエナメル質にだけ穴が空いたもの。痛みはありません。
治療法:放置すると進行してしまうので削って治療が必要。削る部分は最小限。
エナメル質の下にある象牙質に達した虫歯。まだ神経に達していないので強い痛みはないが、冷たいものや甘いものなどが染み始めます。
治療法:削って型取りをし出来上がったものをとめる治療。
虫歯が神経に達し、歯髄炎を起こした状態。歯根膜に炎症が起き、歯根膜炎になることも。いずれも激痛を伴うことが多くなる。
治療法:麻酔をして、歯を大きく深く削り、神経を取り除きます。
神経が死んでしまった状態。痛みは軽減しますが、虫歯菌が血管を通り心臓病や肝臓病を引き起こすこともあります。
治療法:多くの場合、抜歯することになります。
むし歯治療の流れ
むし歯の状態により、治療方法が異なります前歯のむし歯(c1、c2)や奥歯の小さいむし歯には詰め物(レジン充填)を行います
奥歯のむし歯(c1、c2)には詰め物(インレー)を作ります
神経まで達した前歯や奥歯のむし歯(c3)には被せ物(クラウン)を作ります
根だけを残して進行したむし歯(残根)には抜歯を行います
大切な歯を残すために~根管治療は根気よく~
虫歯が進行すると細菌が歯髄(歯の神経と血管の集まり)を侵し、強烈な痛みと頬の腫れを引き起こします。そのまま放っておくと最終的には歯を抜かなければならなくなるため根管治療が必要となります。
根管治療とは
虫歯が歯髄まで進行していたり(c3以上)歯の根が病気になった場合に行う治療法です。細菌に感染した歯や神経を徹底的に殺菌、除去し症状が重度な場合は外科的処置も行います。
根管治療は根気よく
歯の根は人それぞれ形が違い、複雑な構造になっているため、細菌を完全に取り除く事は非常に困難です。もし細菌を残した状態で詰め物や被せ物をしてしまうと、根の中で細菌が増殖して後から症状が悪化するケースもあるため(最悪の場合は抜歯になることも)根管治療はじっくり時間をかけて丁寧な処置を行う必要があります。根管治療は細心の注意と労力、時間が必要となりますが、大切な歯を残すために根気よく最後まで通院してください。
根管治療の流れ
根管治療
感染した歯髄やボロボロになった象牙質、溜まった膿などを丁寧に取り除き、清掃と消毒を繰り返します。
通院 / 1~4回:痛みはこの時点で治まります
根管充填
清掃消毒した歯根管に防腐剤を詰めて密閉することで、周囲への感染を防ぎ歯の機能を維持させます。
通院 / 1回:細菌が侵入しないように密封します
補綴治療
土台になる柱を作って被せ物クラウンを装着します。噛み合わせに問題がなければ治療は終了です。
通院 / 2~3回:被せ物の種類はご相談ください
定期検診
根管治療を施した歯がしっかり機能しているかどうか、再発していないかどうか、定期的に確認します。
通院 / 3ヶ月~半年ごとに1回